赤川智保「『おどる・つくる・みる』の三つセクションからのアプローチ」

赤川智保

ダンス――からだを動かして表現すること、はわれわれ人間の誕生と共に生まれ、われわれがことばをまだ持たなかった頃から、生きることにまつわるさまざまな想いや願いを、自分たちのからだを使って表現し、それを「生きる証し」としてきました。

現在、ダンスには舞台芸術としての「おどる」「つくる」「みる」の三つの要素があります。言い換えるならそれは、「自分のこころとからだをつなげること」、「自分の想いをカタチにすること」、「他者の想いを感じること」と言えるでしょう。

私自身、ダンスには「心と身体に活力と潤いを与え、豊かな人生へ導く力」があると日々感じながら、ダンスの持つ三つの要素「おどる・つくる・みる」ということをベースに、ダンスセラピーに基づいたレッスンをいろいろ提案しています。 参加する方は舞台での発表を目指し、自分たち自身で創作して踊ることを実践してゆく過程の中で、みんな輝くような成長を遂げます。

障がいのある方やその家族の方には、主催する公演へご招待したり、病院・介護施設などへの慰問コンサートなどへ一緒に出かけ、ダンスを観て、感じて元気になってもらう取り組みもしています。

また、発育発達・不登校・うつ病・ASD・ADHDなどの心配のある子どもたちや、ストレスを抱える青少年、ご高齢の方やさまざまなハンデを持った方などには、オンラインやプライベートのトレッスンなどにも対応しています。

プロフィール

あかがわ ちほ
札幌国際大学スポーツ人間学部スポーツビジネス学科准教授
赤川智保モダンバレエスタジオ主宰

活動地域:札幌市
派遣可能地域:全国どこでも

赤川智保作品「修羅の絲」 第34回国民文化祭・にいがた2019洋舞踊ダンスフェスティバル北海道代表