JADTA 第30回学術研究大会 公式サイト

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JADTA
第30回学術研究大会

重要なお知らせ

8月25日
・対面方式からオンライン方式に変更
・日程を2日間から1日に変更
・大会参加費を変更
・プログラムを公開


開催形式変更のお知らせ

2021年8月25日
大会会長 町田章一

 記念すべき第30回大会は、30周年にふさわしい企画にすべく実行委員を中心にして準備に取り組んで参りました。皆様とお会いして親交を深め、ダンスセラピーの発展のための交流を願い、対面での大会開催の準備をして参りました。しかしながら、勢いを増すコロナ禍の現状を鑑み、開催形式をオンライン方式に、さらに、2日間の予定を1日に変更せざるを得ないと判断いたしました。

 プログラムも以下のように変更いたしました。実技発表を申し出て下さった方々には大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。予想だにしていなかったコロナ禍という状況のもと、私たちの創意工夫と熱意で充実した大会を行ない、新しい未来への礎を築くことを願っております。みなさまの参加をお待ちしております。

概要

日 時:2021年10月3日(日)

会 場:オンライン(Zoom)

大会長:町田章一(大妻女子大学名誉教授)

テーマ:このような時こそダンスで
30周年の節目の回ですので、「これまで30年の歴史」を振り返ると共に、「これからの30年を展望」しましょう。

理事会:9月30日(木) 18:30 – 20:30

懇親会:なし

大会実行委員会:


プログラム

10月3日(日)

9:00 – 9:15開会式 
9:15 – 10:45米国で活躍中のダンスセラピストによる特別講演 「ダンスセラピスト創造力の本質とその追及」
演者:田中(ミロルド)恵理(ライダー大学)
演者:川野知世(アンティオーク大学ニューイングランド校)
司会:神宮京子
10:55-11:55研究発表(ポスターセッションからパワーポイントによる発表に変更)
司会 星野ゆう子
12:00-12:45お昼休憩
12:45-13:30総会
13:30-14:30特別企画「JADTA 30年を振り返る」
町田章一 他
14:40-16:10シンポジウム「JADTAこれからの30年」未来を担うセラピストたち
モデレーター 平舘ゆう
16:15-16:45JADTA 「現在、そして今後への展望」
司会 鍛冶美幸
16:45-17:00閉会式 Choir Dance

抄録

米国で活躍中のダンスセラピストによる特別講演

講師
田中(ミルロド)恵理:ライダー大学(ニュージャージー州)
川野知世:アンティオーク大学ニューイングランド校(ニューハンプシャー州)

司会
神宮京子(群馬病院、DMTLab代表

講演タイトル:ダンスセラピストの創造力の本質とその追及

 ダンスを癒しの媒体とした仕事をしていくには、他者と身を入れた対話ができるオープン性、内省する力、また創造力を常に開拓していく感性などが必要とされる。これらはダンス/ムーブメントセラピー(DMT)に惹かれる人間の根源的な要素であるともいえる。しかし、DMTのトレーニングを続け、またセラピストとして切磋琢磨するには様々な心理的、技術的、そして文化的なハードルを乗り越えていくことが求められる。特に「何が起こるかわからない」不安を感じるなか、見知らぬ者同士で関係を築いていくDMT技術の活用には、わからなさを心地よく感じ、コミュニティとその文化的な意味を理解しうる事が重要だ。アメリカのダンス/ムーブメントセラピーの大学院教育や臨床現場でのスーパービジョンに携わっている経験から、持続可能なトレーニングの環境の創り方、またクリエイティブであり続けるにはどのような関係的サポートが必要か、を実際のトレーニング・ケースにおける変化・成長過程などを通して提示し、実習体験を交えて一緒に考えたいと思う。

講師プロフィール:

田中(ミルロド)恵理 PhD, BC-DMT, LPC, NCC

精神疾患、薬物乱用、トラウマの治療を専門とするダンス/ムーブメントセラピスト、そしてDMTスーパーバイザーとして25年の臨床経験を持つ。2019年に米国ニュージャージー州、ライダー大学のDMT プログラムを設立し、現在ディレクターを務める。NJ-ADTAの会長を6年務め、2017年にNJ州のDMTライセンスの活動でADTAからOutstanding Achievement Awardを受賞。ドレクセル大学にてクリエイティブ・アーツ・イン・セラピー博士課程終了、Teaching Promise Award を受賞。ニューヨーク大学にてダンス・ムーブメント・アナリシス・アンド・セラピー修士課程終了。コロンビア大学(バーナード大学)を心理学とダンス専攻で卒業。研究はDMTのトレーニングや教育方法を中心にしている。

川野知世 PhD, BC-DMT, LCAT, NCC

アンティオーク大学ニューイングランド校のDMT修士課程デイレクター。現、アメリカ・ダンスセラピー協会(ADTA)の理事であり、同協会の教育委員会委員長、多文化多様性委員会のアジア・アジアパシフィックアイランダーデジアメリカンアフィニティーグループの共リーダーを務める。国際基督教大学国際関係学科卒業後、ナロパ大学身体心理学DMT修士課程終了。レスリー大学エクスプレッシブ・セラピーズ博士課程終了。身体感覚と芸術性を取り入れた研究法やクリティカル、そしてクリエイティブな意識を育むDMT教育などの執筆に携わる。学術誌アーツ・イン・サイコセラピーの編集委員。

研究発表

司会 星野ゆう子(アルゼンチンタンゴ療法士

ケステンバーグムーブメントプロフィールの汎用化に向けた分析技法の課題
﨑山 ゆかり(武庫川女子大学短期部幼児教育学科)

 ケステンバーグムーブメントプロフィール(KMP)は9つの分析カテゴリーからなる乳幼児運動分析技法であり、その分析項目の多さや記譜技能習得の難しさから、汎用化には多くの課題がある。発表者は 2018 年より KMP の自動化を目指し、情報工学の専門家との共同研究において、一部のカテゴリーのデータのデジタル化のための入力装置を開発するなど、アナログ手法で時間をかけて行っている分析技法のデジタル化を進めている。同時に、現場でより簡便に発達支援の助言を求める養育者に向けたカテゴリーの簡素化も必要であり、汎用化にはこうした2つの視点が不可欠であると考えている。そこで本研究では、分析技法の簡素化を目指し、既存の方法で得られたデータと簡素化を試みた新たな方法によるデータとの比較を事例研究として行い、その妥当性を検討し、汎用化にむけた課題を明らかにする。

運動部学生に対するダンスセラピーの実践
加藤 千恵子(東洋大学総合情報学部)、青木 滉一郎(東洋大学総合情報学部)、袁 暁雅(東洋大学大学院総合情報学研究科)

 近年、スポーツ領域においてもメンタルサポートの重要性が高まり、アスリートの心理面に焦点を当てたメンタルトレーニングやカウンセリング、セラピーなどの取り組みが幅広く行われるようになってきた。特に、チームスポーツに取り組むアスリートにとっては、集団で実施されるダンスセラピーへの参加を通じて、精神的な強さ(メンタルタフネス)の獲得やチームワークの向上等につなげることが期待される。そこで、本研究では、ダンスセラピーの専門家によるご指導のもと、ラグビー部に所属する男子大学生を対象としたセラピーを実施した。今回のダンスセラピーは、メンタルタフネスの向上を目的としたものであり、対象の学生はチームメイトとともに90分程度のセラピーに取り組んだ。セラピーの終了後に実施したアンケートの回答に基づき、ダンスセラピーの体験が運動部学生にもたらす心理的効果について考察を行った。

大学生を対象としたダンスセラピーの試み
青木 滉一郎(東洋大学総合情報学部)、加藤 千恵子(東洋大学総合情報学部)、袁 暁雅(東洋大学大学院総合情報学研究科)

 精神障がい者を対象として始まったダンスセラピーに関する取り組みは、今日では障がいや疾患の有無にかかわらず、幅広い人々を対象として実践されている。身体動作を通じて自己の心身を調和させることにより、自己理解を深めたり、自己表現について学んだり、他者との交流を図ったりするという点で、健康増進や教育の観点からみても意義のある取り組みであるといえよう。この度、精神科病院で長年にわたり「ダンスセラピーの試み」を実践されてきた専門家にお越しいただき、大学生男女を対象としたワークショップ形式の授業を実施するに至った。授業のテーマは「自己とむきあう」とし、受講生各自が自身の身体と改めて向き合うことを目的として、ワークショップが進められた。授業後には、各自の体験について振り返りを行うとともに、授業の感想についての記述を求めた。受講生から得られた回答をもとに、ダンスセラピーの試みが大学生の心身にもたらす効果について考察した。

特別企画

「JADTA30年を振り返る」設立から現在に至るまで
町田章一(大妻女子大学名誉教授)、他実行委員

 協会を創立した会員たちを中心に、どのような経緯で創立に至ったのか、どのような人との出会いやつながりがあったのか、設立に至るまでの経緯と創立会員間の交流を紹介する。その後会員達の活躍及び国際交流がどのような発展をもたらしたのか、などドラマ仕立てで行う予定であったが、対面での開催ができなくなったため、資料を用いて紹介する。

シンポジウム

JADTAこれからの30年」未来を担うセラピストたち

シンポジスト:
 稲毛礼子氏:長谷川病院
 髙橋秀樹氏:R-DMT(長崎女子短期大学助教, 京都大学大学院研究協力員)
 横川明子氏:Kiki N. Yokokawa LPCC, BC-DMT, GL-CMA(個人開業)
 廣瀬優希氏:八幡教育支援センター、東京ダンスセラピープロジェクト
 峰岸由香氏:東京ダンスセラピー・プロジェクト
モデレーター:平舘ゆう(国立音楽院)

 30年を経過した日本ダンス・セラピー協会が今後さらに発展していくためには、より新しい風や刺激も必要としています。
 本シンポジウムでは、未来を担うセラピストたちが今どのような夢を持っているのか、このフィールドに対しこれからどのように開拓しようと考えているのか、といった新たなエネルギーを感じる場として、国内外で活躍する次世代セラピストにご登壇いただきます。
 新しい視点でこのフィールドを眺めたときにみえてくる協会の可能性について自由に語りあい、地域や領域は異なるけれど、ダンスセラピーを通して一緒に歩む人と人とが繋がっていくイメージをもてるような未来を共に探ります。

JADTA

「現在、そして今後への展望」
司会 鍛冶美幸(文教大学、長谷川病院ダンスセラピスト、東京ダンスセラピープロジェクト)

 特別企画でJADTA30年を振り返り(過去)、シンポジウムでこれらから30年先の未来に向けて次世代のセラピストに可能性を語って頂いた内容を踏まえ(未来)、現在から未来につなげるための展望について向けて参加者の皆様と考えていきたいと思います。


大会主催側の都合 (開催形式変更)のため発表に至らなかった実技発表抄録の紹介

演題申込後に開催形式がオンラインに変更になったため、以下の演題が発表に至りませんでした。その抄録をご紹介いたします

このような時こそダンスで
貴船惠子(株式会社ダンス&コミュニケーション)

 大会テーマの「このような時」を後で振り返ると、どんな時なのだろうか?
 このパンデミックに対して、人それぞれの感慨があると思うが、現実的にはマスクやアクリル板などで人と人が遮られ、国と国の間にも往来に不自由な隔りができた。店を休み生活が苦しい自粛を迫られる人や、仕事の解雇により自分の食べるものを削り子供の食費にする母子家庭の方、休みたくても休めず心身がギリギリ状態の医療関係者など、社会的な公平性にも隔たりができた。
 この隔たりにより、様々な個性と社会性を持った人達に、直に向き合う事や個体に触れてコミュニケーションを取る機会が減った。つまり、コミュニケーションのとり方は変化する。ダンスのあり方もである。人を支える方法もである。表出される方法を変えなくてはならない。それは科学の発展と共に、もう少し時をかけて検証されるべきなのだろう。

 一方、自分という個人ベースでみると、今日の私と昨日の私はそう変わらず、コロナ前とコロナ後でも相変わらずである。心の中で、自分を支えているものも、変わりはしない。
 「このような時」に、「これからの在り方」を模索する上で、しっかりと確認しておかなくてはならないのは、その自分なのだと思う。自分が確認できなくては、先にも進めず、ダンスとしての表出も曖昧になる。人に近づいたり、個体に触れたりする事が困難な中、今回のこのチャンスに、参加したそれぞれが、自分を確認出来るようなワークを行っていきたい。

ダンスセラピーと臨床動作法 ―アルゼンチンタンゴ療法士の視点から―
星野ゆう子(アルゼンチンタンゴ療法士)

 臨床動作法とは1960年代に成瀬悟策らにより開発された我が国オリジナルの心理臨床の方法です。当初は脳性麻痺児・者の動作不自由を改善することを目的として開発され、その後動作不自由が見られる神経症や精神病圏の人へ適用が研究・実践され、さらに現在では、不登校児、スポーツ選手、高齢者、そして働く人びとの健康維持にも活用されています。臨床動作法はこころとからだは一体として動くと考えます。こころの不調は動作の不調に表れます。そしてその不調は当人自身がこしらえたものだから、当人自身が解消、軽減できるのです。つまり慢性的な肩こりも自分がこしらえたものだから自分で治せるという考えです。自分で動作が自由にできるようになり、そうした成功体験を重ねていくことで前向きの心が醸成されていくとしています。米国で生まれたダンスセラピーとの比較を検討しながら、また、私が取り組んでいるアルゼンチンタンゴ療法の側から臨床動作法を眺めてみたいと思います。感染予防の観点から実技では他者に触れないで行う方法を検討しています。


大会参加申込

申込締め切りは9月20日です。(ちょっと延長してます…)
参加申し込みは、申し込みと参加費振り込みの両方が確認できた時点で、手続き完了となります。
手続きを完了された方に、10月2日にZoomのURLとパスコードをメールアドレスにお送りいたします。

参加申し込み方法

下の入力フォームからご入力下さい。送信できない場合は、入力項目をメールで実行委員会(taikai@jadta.org)までお送り下さい。

申し込みは締め切りました。

【6月28日以前に参加申込をされた方へ】
入力フォームの内容が設定ミスのため事務局に送信されなかったため、再度のご入力をお願いいたします。ご迷惑をおかけいたしましたことを、心からお詫び申し上げます。

  • 「@jadta.org」を受信できるように設定しておいてください。
  • 申込を送信すると、すぐに自動返信メールが送られます。届かない場合は迷惑フォルダに入っている可能性があるので、ご確認ください。それでも見当たらない場合は、 にご連絡ください。

大会参加費

8月31日までに申し込むと、早期割引が適応されます。

8月31日まで(早期割引)

両日参加一日参加
会員10,000円6,000円
一般12,000円7,000円
学生5,000円3,000円

9月1日以降

両日参加一日参加
会員12,000円7,000円
一般14,000円8,000円
学生7,000円4,000円

会員5,000円 非会員 6,000円 学生2,000円

※オンライン大会への変更に伴い開催日が1日となったことから、参加費を変更しました。早割1日参加費からさらに1,000円割引としました。

※既に参会費を納入された方には後日差額を返却致します。

大会参加費振り込み先

下記①②のいずれかの口座にお振込み下さい。
振込完了をもって参加申し込みの受理となります。

① 郵便局から郵便振込

記号-番号:10190 – 89849821
名義    :オオヌマ ユキコ

② 郵便局以外から銀行振込

銀行名:ゆうちょ銀行 0一八支店
     (ゼロイチハチシテン)
番号 :(普通) 8984982
名義 :オオヌマ ユキコ


JADTA第30回大会実行委員会

問合せ

※ 件名に「大会問い合わせ」と明記して下さい。

スタッフ

大会会長 町田章一
(当協会顧問、大妻女子大学名誉教授)

実行委員長 大沼幸子
(当協会会長、有明医療大学名誉教授)

実行委員(五十音順)
鍛冶美幸、神宮京子、平舘ゆう、照屋 洋、永井順子、星野ゆう子、松原 豊、八木ありさ

個人情報保護方針

オンライン大会に伴うネットリテラシーについて

昨年、今年とオンラインでの大会開催になりますが、これまでと同様に情報の発信者も受信者も共に著作権、肖像画、個人情報保護について厳守すること、また大会の映像の録画など行わないこと等、ネットリテラシーを留意の上でご参加いただけますようお願い申し上げます。

登録された情報について

大会への参加申し込みや演題申し込み時に知りえた個人情報は大会実行委員会が保管し、当協会以外の外部に漏洩することのないように厳重に管理致します。

写真・動画撮影について

大会での写真・動画撮影は、実行委員会メンバー以外の方は原則として禁止です。また、撮影した写真・動画を、個人を特定できない形で会報及び当サイトに掲載する場合があります。