おとなは、子どもの発育・発達にいかなる影響を及ぼすのでしょうか。例えば、子どもの自立や自律性への影響が考えられます。 受容的な援助や関係性は、子どもの自立や自律性を促進すると考えられていますが、受容という名の暗黙的支配になるなど、お とながその構えを維持することは容易くありません。あるいは、子どもに対するおとなの期待や求めの暗黙的な影響です。おと なにとっては時に無自覚的で、子どもの自尊心を高めることもあれば、過度な期待や求めとなって子どもの発育・発達を萎縮さ せることもあります。従って、おとなは自らの援助や関係性や期待や求めなどについて省察を深める必要がありますが、おとな 自身の心身のありようがその省察を阻んだり歪めたりします。ダンス/ムーヴメントセラピーの体験を通して、援助者としてのおと なの思考の志向性や実践のあり方を検討していきます。
日時:2017年12月16日(土) 午後1時~午後4時
会場:奈良女子大学佐保会館(奈良市北魚屋西町 奈良女子大学構内)
講師:神宮京子(群馬病院、当協会認定セラピスト)
定員:25名
問合せ・申込:奈良女子大学地域貢献事業「次世代自立支援の子ども学」事務局(代表:本山方子)
電話/FAX 0742-20-3957 メール kodomo-gakuあっとcc.nara-wu.ac.jp
(”あっと”を”@”に直してください)