第24回研修講座報告

研修委員会 大沼小雪

2015年6月20日(土)、21日(日)の2日間に渡り、大妻女子大学千代田キャンパスの真新しい校舎で第24回の研修講座が開催されました。最新の設備と素晴らしいアメニティーに圧倒されながらの2日間でした。今年のJADTAの大会も同じく大妻女子大学千代田キャンパスです。どうぞ皆様ご期待下さい。

さて、今回の研修講座参加者は 18 名で、その内初めての参加者が 12 名でした。非会員が 5 名、院 生 4 名。1 日のみの参加が 8 名でした。今回の企画は主に精神身体論 6 単位、基礎論 4 単位、実技に 関するものを 4 単位、実践論 1 単位の合計 15 単位でした。それぞれ熱心な講師陣と熱心な受講者の 方々に支えられ、質疑応答も活発に行われ有意義な 2 日間となりました。ただし、課題も残りました。1 日のみの参加者が比較的多く、もう少し早い時期に研修日程をお知らせするなどの工夫が必要と思わ れました。

また、ピア・スーパービジョンでも課題が残りました。これまでは、参加者ご自身がフィールドを持って実 践している方が多かったため、エントリーして下さる方やその場でスーパーバイジー(スーパービジョンを受ける人)を買って出る方がおりましたが、今回は初めての方が多かったこと、ピアスーパービジョンがどのようなものか企画側の説明が不十分であったことから、イメージがつかめなかった方が多いということが当日わかりました。今後は案内の段階で説明するようにしたいと思います。それでも、実践技法交流を含めて、それぞれがリーダーになる体験ができたこと、即興の面白さ、難しさを体験できた貴重な時間になりました。

また、開催と講義科目については、2 年単位で全部とれるように組んで欲しいという声もありました。 このようなご意見はとても貴重です。今後に向けて、開催時期、回数、講義科目の検討を行っていきた いと思いますので、今後も忌憚のないご意見をお 願いしたいと思います。
何はともあれ、参加者の方々の幅が広がり、留学している外国籍の方や修士論文でダンスセラピーを取り上げている方が増えているということに、本協会が少しでも役立っているようでうれしく思いました。

昨今、平和を脅かすような不気味なことが多くなっていますが、互いに身体を触れ合い、心地よい体験 を共有することは、穏やかな気持ちになり、お互いを認め合うきっかけにもなるように思います。そんな体験や理論を今後も共有していきたいと思います。
受講者の皆様、ご参加ありがとうございました。 (写真は布で遊んでいる場面、技法の紹介、それぞれリーダー体験をしているところです)
(JADTA News 117より)

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