2025年3月1日
地域DMT推進委員会
報告します
企画責任者(助成金申請者)
・所属 ダンスセラピー協会所属
ダンスセラピー・リーダー
・氏名 室田敬介
実施日:2024年9月21日10:00~12:00
実施施設:大阪府茨木市文化・子育て複合施設 おにクル
参加者数:6人
〇活動内容
- マット移動テスト…マットを並べ、隙間に足を置きながらゴールまで早足で動く…反応速度(秒数)を計測。セラピー終了後と比較する。
- アイスブレイク…参加者同士で空間の中を歩き回り、目が合った方と様々なあいさつを交わして交流する。
- レットイットビー…2人1組グループになり、お互いを拮抗させ合ったり、ボディコンタクトを通して他者との関わりをつくる。
- 狸の盆踊り…会場内の道具を利用する。身体の摩擦で身を温めたり、他者との関わりをつくる。
- アンセム…道具を使用し、椅子に座って参加してもらう。
- 秋音…終了のストレッチ、クールダウン。
- 参加者同士の振り返り
〇フィードバック、反省点など
- 開始時間や準備物について、企画者と担当セラピストの中に情報認識のズレがあり、当日こられた参加者の方々に混乱や不安感を与えてしまった。
→口頭だけの共有にとどまらず、資料や会場内の様子を想定して何事にも対応できるよう準備を怠らないようにする。 - 会場内に忘れ物を発見する。
→遠方より来られている方には、すぐにお返し出来ない可能性もあるため会場内での貴重品に対するアナウンスや、退出前にも反復して会場内を確認するようにする。
〇参加者からの感想
- テーマがあって楽しかった。(子どものあそび、ごっこあそびなど)
- 自身の人見知りの部分をみつけるなど、他者と関わることでの発見があった。
- 認知機能の回復や、覚えることの大事さを再確認できた。
- 自分の力で出来なかったときに、少し悲しい気持ちになった。・体重を他者に預けるなど、普段行っていないことがより難しく感じた。
〇全体を通しての総括
- 終始参加者の間で、笑顔や言葉かけが頻繁に行われていたのが印象的だった。初めてお会いする者同士でのダンスでの関わりは、時間を追うごとに徐々に柔らかく、フランクなものになっていた。それと同時にお互いの身体の距離感も縮まっていくのが第三者の視点から見て感じられた。
- マットを使ったテストでは、最後にもう一度計測した際の速度の方がタイムが縮まっており参加者同士で喜び合うことが出来た。
- 自身の身体機能の変化が、より視覚的に認識できることによって動きの説明に説得力が増し、参加者も納得して力強く動いてもらうことが出来ていた。
- また参加者の感想の中からは「幼い時期の自分を思い出し、ダンスによって体験することが出来た」という意見もあり、ダンスそのものが持つ力や、可能性、人の心を反映させるものとして、今後もその可能性を模索していきたい。
- 準備段階から終了後の報告書の提出に向かうまで、企画者である当方の書類準備や情報共有に不手際が多く目立ち、結果として関係者各位にご負担を与えることがあった。今一度、自身の置かれている立ち位置と複数人の事業に携わっているという自覚を強く持ち、反省点などを今後に活かしていきたい。
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